オフィスや店舗などで、内装レイアウトや家具などをそのままの状態で次のテナントに引き渡したり、売ったりすることを「居抜き」といいます。今までは主に飲食店等で多く見受けられる取引となっています。
通常はオフィスを移転する際に、借主はオフィスを入居前の状態に戻す義務(原状回復義務)があり、借主の費用負担でパーテーションなどの造作等を撤去し、壁面、床、天井の汚れ等を改修しなければなりませんが、「居抜き」であれば、退去テナント、入居テナント、オーナーそれぞれに以下のようなメリットがあり、「無駄な廃棄をしない」というエコの観点からも近年注目をされ始めています。
居抜きで退去する企業様のメリット
・内装をそのままの状態で退去可能なため、汚れなどの修復程度で済み、通常必要な原状回復費を削減できる。
・退去後にすぐに次のテナントが入居する場合、場合によっては契約期間の短縮を図ることができる。
居抜きの物件に入居する企業様のメリット
・新たに内装を施工する必要がないため、入居時の初期費用を削減することができる。
・契約後すぐに業務を開始することができるため、内装施工期間中の賃料等を削減できる。
※場合によっては、既存部材を利用し間取りを変更したり表装を変えることで雰囲気を一新することができますので、居抜き物件に入居する際にはご検討いただければと思います。
居抜き物件のオーナー様、管理会社様のメリット
・内装付きオフィスとして競合物件と異なる訴求ができ、原状回復前に入居テナントの見学を促すことができるため、早期に入居テナントの募集をすることができる。
FRSでは、「居抜き」でのご移転を支援することで、賃貸オフィスの流動性を高め、世の中にオフィス移転の新しいスタイルを提供したいと考えております。